Ⅲ. 人創り
Human Development
4.文明科学研究所の出発点と現在の組織構成
文明科学研究所とは、大橋 力こと山城祥二の主宰するアーティスト集団「芸能山城組」の中に、1981年に設立された自律的な研究組織です。「自律的」というのは、構成員が皆、生業としての職業を別にもち、文明科学研究所には、ボランティアとして参加しているからです。
所長に、当時筑波大学の講師をしていた山城祥二こと大橋 力、名誉所長に、当時筑波大学の教授でいらっしゃった川喜田二郎先生が就任しています。メンバーの資格は、芸能山城組のメンバーであることです。当時は、この2名のほかは、ほとんどが大学生という構成だったそうです。
そして、設立から23年目にあたる現在(註:2004年当時)の正所員は約20名。うちドクターが10人、ドクターをめざして勉強中の人間が約1.5人ほどおります。来年4月に総研大の生理科学専攻に入学予定のものもおりまして、ここでは、この人間を半人前としてカウントしました。